メールマガジン4号のつづき
「25セント硬貨(クオーター)の秘密」
ここまできていただいて大変ありがとうございます。
アメリカの硬貨には、1セント、5セント、10セント、25セント、50セント、1ドルとあることをメルマガ4号でお話しました。
さて、25セント、収集してしまう人もいるのですが、という筆者もそうなのです。
日本でもコイン収集をしている人はいます。 筆者は日本のコイン収集の趣味はないのですが、年代によって発行枚数が違い、取引されている相場がたとえば同じ10円玉でも100円以上だったりするようです。
アメリカのクオーターは発行年月日とは違って、もう少し遊び心があります。
普通のアメリカの25セントコインの裏側には、アメリカの国鳥である鷹の絵が彫ってあります。ところが、デラウェア州出身の議員さんが、毎日触るコインに全ての州を1つずつ図柄にして掘り込めば、歴史や地理を勉強するのに都合がよいに違いない。と発案しました。
当時の大統領のクリントンさんもこのアイディアが気に入って、1997年にやることが決まりました。
そして、1999年から発行が始まります。
こうして始まったアメリカ財務省の「50 State Quarters Program」というプログラム。
「1999年から2008年までの10年かけて、全米50州にちなんだ25セント硬貨を毎年5種類ずつ、それも10週間ごとにアメリカの州になった順番に発行する」というもの。
つまり、1999年の1月にデラウェア州の図柄を掘り込んだ25セントコインを発行します。10週間でこのコインの発行は終了して、次の10週間は、マサチューセッツ州の図柄のコインを発行します。
州ごとに歴史やその土地の特徴を絵にしています。
このコインを集めだすと、アメリカの最初の州はデラウェア州で、次はマサチューセッツ州だと覚えます。
そして、ライト兄弟がノースカロライナ州で始めて空を飛んだこともわかります。
もちろんニューヨーク州は自由の女神の絵です。
アメリカの小学生が社会の時間に、コインをみんなで集めて、この絵はどういう意味だろう?と自由研究している姿が目に浮かびますね。
収集用のコインアルバムもあちらこちらで売っています。私は子供用のものを買ったので、各ページごとに州の解説が丁寧に、しかも易しく書いてあり、重宝しています。
ところで、全てを集めるには50州そろえればいいのかというと実は違うのです。 アメリカの州は50州なのですが、アメリカには造幣局がフィラデルフィアとデンバーの2カ所にあり、硬貨にはどちらの造幣局で発行されたかを示す「P」と「D」の刻印がコインの表に小さく打ってあります。
なので、集める人は50州分をPとDで両方集めることになります。100種類ですね。
ま、そこまでこる必要はないと思うのですが、50州のコイン、それぞれ個性があってとても面白いです。
アメリカ圏に旅行されるときは、ぜひ25セントコインを並べてみてみてくださいね。
ではまた来週。
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