子供の英語教育 |
子供用の英語の辞書
子供用の英語の辞書について考えてみましょう。
まずは、日本で売っている英和辞典を見てみます。
手元には三省堂が出版しているキッズクラウン英和辞典とMacmillan社が出版している First Dictionaryがありますので、こちらを見てみましょう。
First Dictionaryは、5〜9歳用となっていて、三省堂の辞書と同じように絵がたくさん入っているわかりやすい辞書です。 アメリカとカナダで売られている辞書ですので、とうぜん日本式に言えば英英辞典になります。
どこでもいいのですが、最初のでてくるAから見てみます。
どちらの辞書も最初の単語は a です。 次に、英和辞典は able, about, above,
absent, accessory, accidenct, acorn, across, act と続きます。
一方、Macmillan社の英英辞典では、 able, about, above, absent, accident, accomplish, ache, acron, acrobat, across, act となります。
どうでもいいような差に感じられるかもしれませんが、たとえばここで違いとなっている
ache は、「痛み」といった意味で、生活していく上では必須単語です。 たぶん2歳の子供でも知っているでしょう。
一方日本では、生活単語よりもやさしい単語を選んでいる傾向が感じられます。
小学校低学年で覚える単語の中には、 responsibility (責任)といったかなり難しい単語もあります。 もちろんMacmillan社の方にはのっていますが、三省堂の方にはありません。
ちなみに、上の例にあった accompish は「成し遂げる」という意味です。
このように、辞書を見てわかることは、日本の英語教育とアメリカの英語教育では、子供に覚えさせる単語もかなり違うことがわかります。
さて、収録している単語の差もさることながら、もう1つ重大な差があります。
当たり前といえば当たり前ですが、日本の辞書では、英和辞典になっており、たとえば2つめの単語 able では、
able
[eibl エイブル]
〜できる
ケンティズ エイブルトウ スウィム
Kent is able to swim.
ケントは泳げる。
○ can 〜できる
となっています。
では、アメリカの辞書の方はでうでしょうか。
able
When you are able to do something, you know how to do it or have the power
to do it. Michael is able to count up to 10. Penguins are not able to fly. △ abler, ablest.
どうですか? とっつきは悪いかもしれませんね。 この例では比較級ものっています。
子供に英語を教えるとき、どうしても日本語ではこういうことよ。と教えたくなります。 とてもその方が教える方としては楽です。 でもその瞬間に、子供は英語の気持ちで英語の意味を理解したのではなく、日本語との対応を覚えてしまったのです。 三省堂の辞書のなお悪いところは、カタカナで発音がふってあります。 この難解なカタカナ語を覚えさせるくらいなら、なぜPhonicsを勉強させないのかと思ってしまいます。
これを積み重ねてしまうと、英語で思考して英語で会話するという目的に達成できなくなってしまいます。
まとめ:
せっかく子供に英語を小さいころから教えるなら、ぜひ英英辞典を調達してください。
おすすめの辞書を 英語教材の本のページで紹介しています。 |
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